駆除・対策

スズメバチに刺されない対策


ハチの中でもスズメバチに刺されると命を落とす危険性が高いと言われています。万が一スズメバチに遭遇してしまったら刺されないように気を付ける必要があります。

気を付けていても刺されてしまったときはすぐに応急処置をする必要が出てきますのでその対処法をしっかりと理解しましょう。

昨今はスズメバチの被害が増加傾向にありますのでスズメバチに刺される危険性も高いと認識しておきましょう。スズメバチに刺されないためのコツや応急処置の方法について紹介していきます。

刺されないために注意すべき3つのコト

ハチは一般的にその体が相手にぶつかったときに毒針を突き刺しますが、スズメバチの場合は毒針を刺してから再度体制を立て直して攻撃を仕掛けてきます。

そして毒液をまき散らしてその匂いで仲間を呼び寄せて集団で敵を攻撃しようとするため大変危険なのです。スズメバチに刺されないようにするためにはどのような点に注意するべきなのでしょうか。

できるだけ刺激を与えないこと

スズメバチは基本的には攻撃を与えない限りは向こうから襲ってはきません。しかしこちらが攻撃したつもりではなくてもスズメバチが攻撃を受けたと捉えるような行動をすると刺される危険性が高まります。

たとえばスズメバチが近くに寄ってきたので手で追い払う、スズメバチの巣の近くで走って振動を与えるなどした場合それを攻撃とみなすのです。スズメバチの巣を見つけたら静かにその場から離れるようにしましょう。

服の色にも気を付ける

スズメバチに差されないようにするためには服装にも十分な注意が必要です。スズメバチは黒い色に強く反応して攻撃を仕掛けてくると言われています。

黒い衣服だけでなくカメラや長靴といった物にも反応することがありますので、スズメバチの巣の近くにいくようなことがあれば黒色は実に付けないように気を付けます。

人間の髪の毛は黒色ですがそれを隠すために帽子を着用するのが望ましいです。特に山登りに行ったときにスズメバチに刺されるケースも多いので気を付けましょう。また汗や香水の匂いに反応することもあるようです。

スズメバチを見つけたら静かに立ち去る

スズメバチが人間を刺すときはいきいなり刺して攻撃してくるのではなく段階を踏んでいます。

まず敵とみなした人間を羽を鳴らして飛び、顎をカチカチとさせて威嚇するのです。そしてそれでもその敵がその場から立ち去らないと攻撃を仕掛けてきます。

もしもスズメバチが飛ぶ羽の音や顎を鳴らす音が聞こえたら、走って逃げるのではなく忍び足で素早くその場を立ち去るようにしましょう。

こちらの記事もぜひ参考にしてください。→スズメバチは、なぜ人を刺すのか?

刺された時の対処法・応急処置はこうしよう!

スズメバチに刺されないように気を付けていても残念ながら刺されてしまうこともあります。スズメバチの毒は非常に強いと言われていますので素早く処置をすることが重要になってきます。

すぐに現場を立ち去ること

スズメバチは非常に攻撃性が高く、針で刺してからも毒液をまき散らして周囲にいる味方のハチを呼び寄せて集団攻撃を仕掛けてきます。

ですからスズメバチに刺されたら速やかにその場を立ち去りましょう。また中には毒針を刺してその針を残していくハチがいます。

針が残っていると毒が効きやすくなりますので刺されている部位がわかればすぐに針を抜くようにしてください。

アナフィラキシーショックに注意する

スズメバチに刺されて死亡する原因は主にアナフィラキシーショックが原因です。複数の臓器にショック症状が現れて呼吸困難、血圧の低下、意識障害が出てきて最悪の場合死亡することもあるのです。

もしもアナフィラキシーショックのような症状が出てきたら迷わず救急車を呼びましょう。特に以前にもアナフィラキシーショックを起こしたことがある、以前にもスズメバチに刺されたことがあると言う方は注意が必要です。

たかがスズメバチくらいでと思ってしまいますが、もしも気分が悪いときは無理せず、すぐに救急車を呼びましょう。

応急処置のやり方

毒を抜き出す方法ですが刺された部位をつねって毒をひねり出してください。絶対に口で吸い取るようなことはしないでください。

そして刺された部位を水でよく洗って冷やします。もしも持っていれば抗ヒスタミン軟膏やステロイド剤を塗布します。